※こちら満席となりました。キャンセル待ちでよろしければご連絡ください。
5月5日(火)18:00-21:00、在野の哲学者・下西風澄さんを松葉舎にお招きし、「いま、ことばがわたしを生きている」をテーマとしたオンライン研究会(Zoom使用)を開きます。
ひとは言葉を使ってものを考えていると、わたし達はふだん素朴に思っています。しかし、言葉というのは実際、私たちが自由に「使う」ことのできるものなのだろうか。そんな疑問が、この度のテーマの始まりとなっています。
例えば、自分の言葉でものを考えていたつもりが、振り返ってみると、人の言葉に流され、ものを考えさせられていたに過ぎなかった、そんな苦い経験は誰にでもあることでしょう。かといって、他人の言葉に流されまいと自分の言葉にしがみついてしまえば、たちまち思考は行き詰まってしまいます。長い歴史のなかで言葉そのものに織り込まれてきた思想や感性があり、言葉そのものの内に渦巻いている思考の流れがある。言葉に流されまいと力むのではなく、うまくその流れに乗ることで人は、自分ひとりでは思うことも考えることもできなかった物事を、思い、考えられるようになるのでしょう。
言葉には言葉に固有の生命があり、いのちがあるのではないか。そんな言葉が生きる場所、響き渡る器としての私たちは、いま、どんなふうに言葉と向き合えばいいのでしょう。ひとりの詩人として、哲学者として、言葉と共に日々を生きている下西風澄さんをゲストにお招きすることで、そんなことを考えるヒントを頂きたいと思います。最大5人と枠は小さいですが、一般の方からの参加も募っておりますので、ご感心あるかたは是非お越しください。
また、この度はひとつの試みとして、参加費用は5,000円から15,000円の間で、参加者ひとりひとりが自由に選択できる形を取っています。「値段」によって「サービス」が変わるわけではありません。学問は、確かな価値から離れた場所で育まれるものであり、その距離を取るために、こうした試みを実施したいと思います。
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日時:2020年5月5日(火)18:00-21:00
講師:哲学者・下西風澄さん
場所:Zoomを用いたオンライン講義
※WIFI環境が必要となります
費用:5000円〜15000円
定員:5名(+松葉舎塾生10人前後)
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お申込みは下記のフォームより、お名前、電話番号を添えてよろしくお願い致します。参加費用につきましては、メールにてお知らせする指定口座にお振込みいただく形となります。お申し込み時点で参加費用をお知らせいただく必要はございません。参加が決まり、お振込いただくまでの間にご選択いただければと思います。